ヒグマフォーラムinおこっぺの一環として、11月9日、ヒグマ撃退スプレーの講習会を開きました。興部町のみなさんを対象に、ヒグマの会のメンバーが講師役をつとめました。
まずは、ヒグマとの距離感を知るために、40m離れた場所の木陰においたヒグマパネルを観察。こうした遭遇では、子グマがヤブに隠れて見えないことがあるので注意、とのことです。
ヒグマ撃退スプレーは、発射の前に注意することが2つあります。
①安全ストッパー留めの黄色のバンドを切っておく
スプレーを購入した直後は、誤発射防止の安全ストッパーを固定する黄色のバンドがついています。これは、咄嗟に外すことができませんので、フィールドに持っていく前に切って外しておいてください(筆者は、かわりに引きちぎることができるビニールテープで安全ストッパーをとめています)。
②フィールドに入る時はいつでも使えるように
ヒグマと遭遇してから、スプレーをカバンから取り出すのでは間に合いません。フィールドではスプレーをホルスターに入れて、いつでも取り出せるようにして持ち歩きましょう。ホルスターの下部分に引き抜きやすいようリングをつけておくのもいい方法です。
参加者のみなさん、こうした注意点を一通り聞いたあとで、5m先のまとに向けてスプレーを噴射しました。
今回は、有限会社アウトバックさんの協力で、練習用のスプレーを使用。急に風向きが変わっても安全に練習できました。
ヒグマ撃退スプレーを噴射すると、5m先では霧状になっていますが、ヒグマの進行方向にバリアをはるイメージで使うと良いということです。
ヒグマ撃退スプレーの使用上のポイントは、動画でも紹介しています。
(広報担当M)