ヒグマとはどんな生き物でしょうか。
暗闇から襲いかかる猛獣?それともかわいいテディベア?
その実像は、人をなるべく避け、季節の恵みをうまく利用しながら、
静かに悠々と暮らしている「森の隣人」です。
一方で、ヒグマは強力な牙や爪をもち、
畑を荒らしたり、人に危害を加えることもあります。
近年は市街地に現れることも増え、
自然界で何が起きているか、私たちは何をすべきか、真剣に考える時に来ています。
「ヒグマの会」は1979年の設立以来、
研究者や狩猟者、農家、行政そして一般市民らが集まり、
幅広い立場から「ヒトとヒグマ」の関わりを考え、調査や提言を行ってきました。
単にかわいがる、守る、ということではなく、
この複雑で多面的な生き物とどう「折り合い」をつけていくか。
ヒグマを知ることは、「人間と自然」について深く考えることにも繋がります。
北海道というこの島で、私たちはどうやって彼らと末永く共に生きていくのか。
ご一緒に考えてみませんか。